光回線を使って
日本に比べて中国のネット環境は遅い、と聞いたことがありますが実際にはどうなのでしょうか。中国でも光回線を使ったバックボーンの増強は行われていますが、そうした事業は開発区と一部の地域から優先的に行われているらしいという噂話があります。軍事的に必要な地域から優先的に、と聞いたことがありますが、実際にはどうなのか分かりません。そうした情報や噂話にすぎず、苦情が多い地域の設備担当者の言い訳なのでしょうか。
ただ単にその地域に買収や補助金の不正使用などの不祥事があって増強が遅れているだけだという説もあり、はっきりとは分かりません。北京と瀋陽のプロバイダを使っている人の話では、ブロードバンドがちゃんと使えていて速度に問題ないとの話でした。政府の監視や共産党の指導が行き届いている都市のプロバイダーは計画通りに海外向けバックボーン増強が進んでいるようです。
そうではない地域では進んでいない、その結果としてプロバイダーの対外アクセスに差が出ている、ということなのかもしれません。プロバイダーは利益や設備補助にむすびつく国内回線の増強を優先させたいはずですので、共産党の指導が無ければ海外アクセスを前提にしたバックボーン増強は後回しになるのでは、ということだそうです。個々のプロバイダーの問題ということになりそうです。
検閲がかかっている??
「金盾計画」に基づく検閲については、軍がインターネットを使うこと前提に設計・施設されていますので、検閲によって速度が落ちることは通常は有り得ないのだそうです。ただ単に「帯域が細いためにアクセスが遅くなっているだけです。」と、中国政府は説明しているようですが、この情報も検証が困難ですので確証が得られていません。
根拠はありませんが、検閲がかかっていることによって、中継が複雑になって特定ノードでアクセス集中が発生するのではないかという説はたしかにあります。ですが、説は説です。ただ、反政府的な単語を繰り返し繰り返し検索していると、一切のアクセスが24時間監視の下に置かれ、海外とのアクセスに制限がかかることがあるのだそうです。
反政府的情報にアクセスしたいという気が無くても、購読しているメールマガジンやメールに反政府的情報が含まれていたらブラックリストに入っている可能性はゼロではありません。プロバイダーのバックボーンの問題と考えたほうがよいでしょう。中国のどこのプロバイダが海外アクセスが早いかというのは、現在の状況はよくわかりませんが、色々内部にはあるようですね。